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EPISODE 07

愛あるエピソード 営業編

誰かの役に立ちたい。
その原動力は同期たちの存在です。

大阪本社|営業統括部医療福祉総合営業部1993年入社

CHAPTER01

CHAPTER01

あまりに膨大な作業量を前に、
不安を吐露した日。

今から25年ほど前、入社してまだ3年目で大阪支店事務課(現在の「生産事務部」)を担当していた頃のことです。当時は阪神大震災の翌年で神戸の復興のために多くの人員が割かれ、私が所属していた支店事務も人手が不足していた時期。まだ経験の浅い私も本工事を5〜6件担当し、常に忙しい日々を送っていました。

そんなある時、私は斎場の建設工事を受け持つことになりました。当時の金額で20億円規模の官庁案件でした。当時、官庁からの支払いは「年度払い」と「中間払い」の2回。それぞれのタイミングで監理者である役所の査定があり、その査定によって入金額が決定するという仕組みになっていました。そして、そのための査定簿の作成は、今から考えると信じられないくらいアナログな作業。300ページ以上ある内訳を手書きして、電卓で集計する。一枚の用紙に書き切れなくなったら、すべてを手で書き写して別の用紙にまとめる。とてつもない労力がかかるものだったのです。あまりにも膨大な作業量を前にして弱気になった私は、社屋内の食堂で顔を合わせた同期の仲間に、思わず「期日までに間に合うか……」と不安を漏らしたのを覚えています。

CHAPTER02

仲間の優しさが心に染みて、
涙を堪えるのに必死でした。

予想外の出来事が起こったのは、その日の夕方でした。17時30分。すでに日は西に傾き、終業のチャイムが社内に響きます。
しかし、目の前には手付かずの内訳書が山のように残っています。大きく息をつき、また作業に取り掛かろう。そう思った矢先、後ろで私の名前を呼ぶ声が聞こえました。振り返ると、そこには、同期5人の姿。
「手伝わせてよ。どうやって計算すればいいん?」

よく見ると、彼らの手には電卓が握られています。なんと、別の部署に配属されていた仲間たちが仕事を終わらせて、私を手伝いに集まってくれていたのです。ありがとう。仲間の優しさが心に染みて、涙を堪えるのに必死でした。会議室に移動して、コンビニで買ってきたおにぎりやパンを口にしながら、手分けして一つひとつ集計していきました。みんなだって忙しいのに、疲れているはずなのに、何も言わずに力を貸してくれる。その日の作業を終えて帰宅した私は、そのうれしさを母にすぐに話しました。いい仲間に恵まれたことを自分のことのように喜んでくれた母の笑顔が、今でもとても印象に残っています。そして、それは次の日も、次の日も。終業のチャイムを合図に同期が集まって、私の作業を手伝ってくれました。おかげで、あれほど終わりが見えなかった査定簿がみるみるうちに完成。予定よりも早く提出でき、無事に支払い金額が決定することになりました。

CHAPTER03

同期の存在を大切にしてほしい。
一生の宝物になると信じています。

誰かの役に立つことをしよう。今、改めてそう思います。あれから約25年が経ちました。その間、いろいろなことがありました。年齢も、仕事の内容も、立場も大きく変わりました。でもやっぱり、困っている誰かがいたら、迷わずに手を差し伸べられる人間でいたい、とあの日の同期のやさしさから強く思います。

今、私は「医療福祉総合営業部」という新たに設置された部署で、新しい仕事に取り組んでいます。まだ部署のメンバーは少ないですが、やはり彼らが困っているときには頼りにしてもらえる存在でありたい。また、その気持ちはお客さまに対しても同じです。お困りごとがあれば、ビジネスとしてだけでなく相談していただける関係でありたいと思います。もちろん会社としては利益を考えないわけにはいきませんが、まずはそうした絆の上でより大きな取引につなげていけたらいいのではないかと考えています。そんな考えにさせてくれた同期たちには今も感謝しかありません。彼らがいたからこそ、村本建設でのキャリアをつづけてこられたと言ってもいいでしょう。苦労を共にし、喜びを分かち合える。若い世代にも、そんな同期の存在を大切にしてほしいですね。必ず一生の宝物になると信じています。

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