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EPISODE 03

愛あるエピソード 営業編

ときには厳しい指導も、愛情があれば
成長につながると思います。

大阪支店|第一営業部2013年入社

CHAPTER01

CHAPTER01

営業入社1年目で、1人で打合せに。
正直言ってちょっと震えました。

大学は経済学部でした。建築を専門に勉強してきたわけではないので、希望は営業職。当時は、20代で営業を担当するのは難しいと言われていたんですが、大阪支店に若手の営業が少なかったこともあって配属に。そこで、最初に担当したのがこの案件。当初は高齢者向けの住宅が計画されていましが、建築資材の高騰などもあって賃貸マンションに変更になりました。

営業の仕事はオーナーとなるお客様からご要望をお聞きすることをはじめ、現場や関連部署に仕事をお願いすることなど、多岐にわたります。当時、私は担当となった早い段階から一人で打合せに行くように指導されました。入社したばかりで、何もわからないので、当然不安でいっぱいでした。特に設計事務所の社長はとても厳しい方で、一人で訪問するときは、正直言ってちょっと震えました。今だからこそ言えることですけどね(笑)。

CHAPTER02

がむしゃらに頑張った1年後、
自分の成長に自分が驚きました。

設計事務所の社長には、とにかく色々なことを厳しく指導されたんですが、一番印象に残っているのは、「君がわかっていないのに、お客様が納得すると思うか?」という問いかけでした。つまり、営業担当である自分がしっかり理解していないのに、お客様を説得できるわけがないということが言いたかったのでしょう。今ならわかりますが、当時は度重なる厳しい指導に、営業マンは向いてないんじゃないかと思ったこともありました。

ただ、ここで負けるわけにはいかないと気持ちを奮い立たせ、会社の様々な部署を訪ねて、自分がわからないこと、自信がないことについて聞いて回りました。積算のことは工務部に、図面のことは設計部に、現場の工事のことは工事部長に。
そして、できる限り、資料にあたり、生きた知識を身に付けようともがきました。もちろん、すぐに結果につながるようなものではありませんでしたが、がむしゃらに頑張って1年ほど過ぎた頃、ふと振り返ってみると自分の成長に、自分が驚くほどでした。

CHAPTER03

営業で大事なことは、
生きた言葉で話すこと。

賃貸マンションは、何度かの計画変更を経て、私が担当についてから3年ほどで無事竣工となりました。その直後、関係者だけで開いた慰労会の席でのことです。その頃までには、すっかり打ち解けた関係になっていた設計事務所の社長が急に、「実はあのとき、君のところの部長から、『新しく入ってくる若い営業をどうしても育てたいから、厳しく教育してくれませんか』と言われてね」と語りはじめました。社長は、初めに私を紹介されたときは迷ったが、必死に頑張っている姿を見て、育てたいという気持ちになったと。「あの時は厳しくして、すまなかったなあ」という言葉を聞きながら、私には思い当たる節がたくさんありました。部長と設計事務所の社長が、私の将来のことを考えて、あえて厳しく指導してくれていたんだな、と思うと有難い気持ちでいっぱいになりました。

営業の仕事で本当に大事なことは、なかなか教えることができません。案件によっても、対する人によっても、ポイントは変わってくる。結局、体当たりで経験して、つかんだ自分の言葉しか通用しないんです。私は先輩たちの愛ある教育で、それに気づくことができて、仕事に対する価値観を定めることができた。新人のときにそれを教えてもらったことに、今はとても感謝しています。

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